昨日、「お茶漬け給食」永谷宗円の命日に(京都新聞 5/18)
という記事を発見しました。
昨日のブログ(「玉露」の歴史について)でお話しさせて頂いた永谷宗円の命日が5月17日だったらしく(初耳でした。笑)、京都府宇治田原町の小学校で「お茶漬け給食」が振舞われたそうです^^
記事によると、生徒の一人が「少し苦い大人の味、でも美味しかった」という感想を語ったそう。
小学生にとってお茶は「苦い」と感じることも多いみたいです。
かつて自分もそうでしたし…。笑
多くの小学生にとってお茶は特別「美味しい飲み物」のいう認識はないでしょう。
それは、舌にある「味蕾」という味のセンサーのようなものの働きが子どもは大人に比べ活発で、味に敏感だとされていることとも関係しているのでしょう。
子どもの頃苦手だった野菜が、大人になって食べられるようになるのも「味蕾」の働きの変化によるものだと分かっています。
また、別のところで知ったのですが、
お茶どころ宇治の公立小学校には「湯飲場」(ゆのみば)と言われるお茶専用の蛇口が設けられている所が多いみたいで、先生方が淹れたお茶をタンクに溜めておき、休み時間になると生徒たちがみんなが集まってきてごくごく飲むそうです^^
関連した新聞記事に、、、
神戸新聞の『子どもの虫歯二極化、口腔崩壊もー経済格差背景か』という記事を発見しました。(5/19)
「口腔崩壊」って…聞いただけでゾッとしますね😱
この記事によると、
「口腔崩壊」:明確な定義はないが、10本以上の虫歯や歯根しかないような未処置の歯が何本もあり、食べ物をうまくかめない状態を指す。
ということです。
これは酷い。。。
お茶には虫歯を予防する効果があります。
詳しくはこちら⬇︎
日頃のオーラルケア、半年に1回は定期検診に行く。
これだけのことをしてあげるだけで「口腔崩壊」はまずないと思います。
ちなみに、、
『死ぬ瞬間の5つの後悔』ブロニー ウェア (著)
の中にも確か、「オーラルケアを怠ったこと」の後悔があったと思います。
そう考えると、
宇治田原町の公立小学校のお茶専用の蛇口「湯飲場」って素晴らしいですね!
小さい頃からお茶に慣れ親しんだ子ども達はやっぱり虫歯少ないのかな〜?
「食育」の重要さを再認識しました!
お茶に限ったことではないですが、
技術や伝統といったものは時代の趣向性に影響を受けて、継承されなくなってしまうものも残念ながら存在します。
今、私たちが口にしているお茶には、農家や茶師の方々などの技術がたくさん詰まっています。
そして、その技術は何百年に渡り素晴らしい日本の文化、伝統として継承されています。
食文化を継承できる環境を提供する、という意味でも宇治田原町のこのような活動は素晴らしいと思いました^^
※赤ちゃんには緑茶ではなく、カフェインレスの麦茶にしましょう^^
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