お茶の伝統製法 手揉み茶について


お茶の製造は現在、製茶機と言われる機会製法が殆どですが、

明治後期に製茶機が発明される前までは、手揉み製法が一般的でした。



手揉み茶の製造は、数百グラム作るのに4〜6時間もかかり、

大変な重労働であることもあって、後継者が不足しています。



そのため、希少価値は高まる傾向にあり、今年の新茶の初取引では、

単価としては史上最高値の1キロ108万円の値が付き話題になりました😳!!



手揉み茶の特徴は何と言っても機械製法とは違ったこの針状の形状です( ´ ▽ ` )


このような手揉み茶は、焙炉と言われる40℃から50℃に加温された台の上で、

手で茶葉を乾燥させながら揉み込んでいくことでこの特徴的な形状に仕上げていきます^^



ということで、

手揉み製法の工程を紹介していきたいと思います٩( 'ω' )و


手揉み茶 製法」で動画検索すると結構たくさん出てくるので、

動画を見ながらの方が分かりやすいと思います。笑



【蒸熱】

まず、摘み取った葉を蒸して酵素反応を失活させます。

およそ30−50秒ほど蒸したら…


【露切り】

葉ぶるいともいい、以降の揉み作業をしやすくするために蒸発させる工程に入ります。


蒸した葉を揉みながら振り落す作業を30−50分程続けます。

この工程で水分が約30%減ります。



【回転揉み(ころがし)】

次に、茶葉を両手で持ち体重をかけながら茶葉を練るように左右に転がします。

所要時間は約40-50分で、約50%の水分が無くなります。



【玉解き・中あげ】

玉解きは、「回転揉み」で出来たお茶の塊を除く作業で5分程度で行います。


その後、一旦焙炉からお茶を取り出し10分程度静置します。

その間に焙炉を清掃しておきます。


【中揉み】

お茶を揃えて拾い上げ、両手でお茶を挟み、前後に手をすり合わせて、

形をつけながら少しづつ乾かします。所要時間は約30-40分


このころになると、お茶の色が濃い緑色に変化し少しずつ芳香が出てきます^^


【仕上げ揉み】

この工程は、お茶の形を整える仕上げ作業になります。

この作業には「揉み切り仕上げ」「こくり揉み仕上げ」「板ずり仕上げ」

など様々な方法があり、仕上げ方法によっても若干異なりますが、約20-40分程行います。


【乾燥】

仕上げ揉みが終わったら、

お茶を薄く広げ、30−40分程度乾燥させたら完成です!!



現在、主流になっている製茶機は手揉み作業の機械的翻訳と言われていて、

手の動作をかなり正確に再現しているそうです!


機械の精密さも凄いですが、

職人さんの熟練の技が詰まった手揉み茶はまた格別です!


清寿園でもいつか期間限定とかで手揉み茶の販売をして見たいなぁと🤔



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お茶の清寿園

日本茶には喉の渇きを潤すだけでなく、味わい深いうま味や香りが詰まっており、飲むと心を穏やかに潤す力があります。 清寿園では一人でも多くの人に、日本茶の美味しさ、愉しさ、奥深さを伝えると共に、千利休が作り上げた「詫び茶」の世界観を象徴する「市中山居」という言葉のように、お茶を飲むことで、たとえ街の喧騒の中にいても心が落ち着き、山の中にいるような静けさをご提供できるよう、日々精進していきたい

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