今日から出来る!美味しいお茶の淹れ方のコツ

前回、ご説明できなかった美味しいお茶の淹れ方のコツについてお話ししていきたいと思います^^

お茶の動作は3つだけ!

① 葉を急須に入れる

② 湯を入れる

③ 湯飲みに注ぐ


これだけです。


そして、特に注意する点は、、、


■水:軟水?硬水?

■葉と湯量のバランス

■湯の温度:70℃がベスト??

■注ぎ方


この4つぐらいですかね(╹◡╹)


順番にいきましょう。


【お茶に適した水とは】

お茶の良し悪しはあれど、お茶の99%は水なので、当然水が違えばお茶の味も変わります。

お茶に適した水は、硬度30-100/mgぐらいの軟水です。

因みに、イギリス、フランス、ドイツ当たりは硬水なんです。

硬水だとお茶本来の苦味、渋味、甘味が抽出されないのでお茶には適していません。

日本の水道水は軟水なので問題はないですが、

汲み置きをするか、2-3分沸騰させてカルキ抜きをしておきましょう(・∀・)

浄水器を使っている方も沸騰させておいた方が良いです。

日本の水はミネラルウォーターも殆ど軟水なので水道水に抵抗がある方はミネラルウォーターでOKです!


【葉の量】

1人当たり2-3gぐらいが適量です!

大体ティースプーン1杯分ぐらいです。

例えば、3人に淹れる場合にはティースプーン3杯でOK

簡単ですね^^


【湯の量と温度】

沸騰したお湯を一度湯飲みに取りましょう!

これで、湯の量の間違いがなくなり、湯の温度が計れます!

お湯の温度は、冷えた湯飲みに注ぐと大体10℃程下がります。

そして、30秒〜1分程で丁度いい70℃ぐらいになります。

何故、70℃なのかは最後に説明させて頂きます。

抽出時間はお茶の種類によっても若干異なりますが、普通煎茶であれば40秒-1分程度です。


簡単ですね^^


【注ぎ方】

1人分であれば特に問題はないですが、

複数人に出す時はお茶の濃さが一定になるように「回し注ぎ」をしましょう!

↓こんな感じ

また「ゴールデンドロップ」と言い、

急須から出る最後の1滴が一番美味しいとされています。

なので、できるだけ最後の一滴まで湯呑みに注ぎましょう^^


お茶の美味しさ、味の基本は「甘・渋・苦」(かん・じゅう・く)

お茶には「甘味」「渋味」「苦味」があり、

この3つのバランスが均等に取れていることが重要!


淹れ方教室の時は、水出し、熱湯出し、お湯出し(70℃)で飲み比べをして頂きました。


水出しは、

低温で抽出されやすい甘味成分であるアミノ酸・テアニンを多く含み、

高温で抽出されやすい苦味・渋味成分であるカテキン・カフェインはあまり含みません。

その為、スッキリとした甘味が際立ちます。

熱湯出しは、水出しとは逆に甘味成分の抽出が抑えられるので、苦味・渋味が強くなります。


70℃で淹れるお湯出しは、

「甘・渋・苦」の全ての成分がバランスよく抽出されます!

実際に、70℃で淹れたお茶が一番美味しいと言って頂ける方が多かったです(╹◡╹)

まあ、好みなんですけどね!笑




以上、美味しい&失敗しないお茶淹れ方でした!

お茶の種類によっても抽出時間や葉の量が若干違ったりましますし、

自分の好みのポイントを探して淹れてみるのも結構楽しかったりします^^

あ、お客様に「これ何?ホコリ??」とご質問を頂いたので、ご説明させて頂きます。


これは、毛茸(もうじ)と言ってお茶のはを守る為の産毛なので飲んでも全く問題ないです。

若い葉に多く付いてるので、むしろ毛茸が浮いているお茶は上級茶の証拠^^

お客様先などでお茶を出された時などにこっそり観察してみては…?笑


長い割に文字ばっかりで分かりづらかった…

今度、淹れ方動画でも撮ってみようかしら^^

お茶の清寿園

日本茶には喉の渇きを潤すだけでなく、味わい深いうま味や香りが詰まっており、飲むと心を穏やかに潤す力があります。 清寿園では一人でも多くの人に、日本茶の美味しさ、愉しさ、奥深さを伝えると共に、千利休が作り上げた「詫び茶」の世界観を象徴する「市中山居」という言葉のように、お茶を飲むことで、たとえ街の喧騒の中にいても心が落ち着き、山の中にいるような静けさをご提供できるよう、日々精進していきたい

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