『茶と座禅』 〜茶に三徳あり〜


昔のことわざ「早起きは三文の徳」という言葉はみなさんご存知だと思います。


朝早く起きることは健康にも良いし、仕事や勉強がはかどり、自分に良いことが得られる。というたとえですね。


三文というお金は、「わずかな価値」という意味もあるみたいです。


ほんの少しのお金のようですが、早起きを毎日続けて、昼間仕事や勉強に精を出す。

という規則正しい生活をおくりることで、いずれ、

大きな利益となって自分に返ってくる。

ということのたとえでもあるみたいです。



「塵も積もれば山となる」にも似てますね^^




ちなみに、

「CoCo壱番屋」創業者の宗次徳二氏は4時前には起きて、90分間をかけて名古屋の広小路通りを掃除していたみたいです!


座右の銘は

「人生の成功は早起きに始まる」


だそうです。



「早起き 経営者」でググると錚々たる顔ぶれですよ。笑




さて、お茶の世界にも似たような言葉があります。


「茶には三徳がある」


と昔から言われてきました。



この言葉は、

日本にお茶を伝えた臨済宗の開祖、栄西禅師の言葉が元になっています。


栄西禅師は「茶は禅の修行に欠かせない飲み物である」と言い、

修行僧たちに抹茶法を奨励しました。



しだいにお茶の効能が禅僧の間に広まりました。



修行僧たちはお茶の効能を

「不眠」 「消化」 「不発」


と3つに要約しました。



これが、「茶には三徳がある」

という言葉につながっています。



・お茶のカフェインが持つ覚醒効果は座禅中の眠気を払う(不眠)

・寺の病は「痔」と言い、運動不足からくる消化不良を防ぐ効果がある(消化)

・お茶を飲むと気分を新たにし、座禅に集中できる。淫らな考えを払うことを(不発)と言いました。



また、栄西から茶種をもらい、

栂尾高山寺に茶園を作った明恵上人は、「十徳がある」と教えを説きました。


1、諸天加護 2、父母考養 3、悪魔降伏 4、睡眠自徐 5、五臓調和

6、無病息災 7、朋友和合 8、正心修身 9、煩悩消滅 10、臨終不乱 

「茶十徳」




現在ではお茶の持つ健康効果は数々の研究により科学的にも証明されていますが、

そうでない時代からお茶の効能は周知の事実だったようですね( ´ ω ` )



仕事前、勉強前に一杯のお茶で集中のスイッチを入れるのも良いと思います^^

ぜひ、試してみてください( ´ ▽ ` )/



こちらもよろしく願いします٩( 'ω' )و

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お茶の清寿園

日本茶には喉の渇きを潤すだけでなく、味わい深いうま味や香りが詰まっており、飲むと心を穏やかに潤す力があります。 清寿園では一人でも多くの人に、日本茶の美味しさ、愉しさ、奥深さを伝えると共に、千利休が作り上げた「詫び茶」の世界観を象徴する「市中山居」という言葉のように、お茶を飲むことで、たとえ街の喧騒の中にいても心が落ち着き、山の中にいるような静けさをご提供できるよう、日々精進していきたい

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